部誌の印刷の仕方
これはTSG Advent Calendarの4日目の記事として書かれました。
www.adventar.org
東大駒場キャンパスの学生会館で部誌を効率的に作る方法についてです。
TSGとして、去年と今年の2回、それぞれ駒場祭で部誌を作りました。
特に去年はわりと試行錯誤感があったのに対し、今年はそれをなんとなく覚えていたのと人員が増えたこともあってわりとスムーズに印刷ができました。
その知見をここに書いておきます。
必要なもの
- 部誌データ(pdf等)
- 10x(部誌のページ数)円チャージ済みPASMO/SUICA
- 学生会館の設備が空いている状況
- 東京大学の学生証 (ゲスプリ使用時間)枚
- 用紙購入代および印刷代 (用紙は1000枚で1500円、印刷は1枚1円くらい。)
流れ
- 印刷機予約
- 原稿の印刷
- 用紙購入
- 印刷
- 裁断
- 自動丁合
- 手動丁合
- 綴じ
印刷機予約
必須ではありません*3
(使用日7開館日前より)学生会館の印刷機を予約できます。ここで予約できるプリンターは2機です。1人1日1時間制度のため、1日で印刷してしまいたいときは使用時間分だけの学生証が必要となります。並列に2台予約するのもよい選択です。
予約時間を10分過ぎると、予約がキャンセルされ得るので注意してください。
原稿の印刷
ゲスプリのスキャンさせる原稿を印刷します。
学生会館にも原稿印刷用プリンターがあるらしいですが、データの入ったUSBフラッシュメモリを持ってこなければなりません。インターネットに部誌データが有る場合は、ECCSから印刷するほうが良いでしょう。この場合、近いのは図書館1Fですが、B4,B5を印刷できるプリンタは3台中1台ですので注意してください。料金はモノクロB5で1ページ10円だったと記憶していますが、両面印刷だとどうとか、B4だとどうとかはわかりません。公式にも説明はなさそうです。
用紙購入
学生会館で紙を購入できます。
1枚単位で購入可能ですが、どうせ来年も部誌を作るだろうことを考えれば、1〆(=1000枚)単位で買ったほうが安くてよいのではないでしょうか。
値段はここを参照してください。
印刷
ゲスプリで印刷をします。印刷前に裁断をしてしまうと、損をします。*4
手元にはB4の用紙があるため、B5の部誌をn部印刷するとすれば、n/2枚印刷することになります。
製本後に表裏の関係になる2ページ(通常なら2m-1, 2mページ)をスキャン台に隣り合わせに置いて、製版後、(n/2-1)枚の印刷をします。
終わったら、出てきた(n/2)枚を綴る辺を中心に裏返して、もう一度給紙場に置いて、(n/2)枚の印刷をします。*5
印刷はわりと時間がかかる*6ので、もし並列に印刷機を予約できたなら、並列に印刷をしましょう。
製本工程の都合上、印刷するページは連続させておいたほうが良いです。(すなわち印刷機1台目では1~20ページ、2台目は21~40ページなどとすると製本作業に支障が出ます。)
裁断
学生会館の裁断機で印刷結果の裁断をします。
丁寧な使い方マニュアルが裁断機の隣にあるので、使いやすいと思います。B4->B5の設定すべき幅も書いてあるので、それに従いましょう。
この工程が遅くても、そんなにボトルネックにはならないはずなので、ある程度慎重に。怪我もしそうですしね。
自動丁合
学生会館のコレーター(自動丁合機)で印刷結果を組み合わせます。
コレーターは物理的限界から10枚までしか丁合できません。そのため、部誌が20ページ以上の場合、次の手動丁合も必要になってきます。
全ての印刷結果の向きを合わせてコレーターにセットし、適当に設定をしたあと、リセット→チェック→スタートボタンを押します。本当にアナログな機械仕掛けのものなので*7、わりとしょっちゅう止まります。適当に世話をしてあげてください。
手動丁合
部誌が20ページ以上の場合、この作業が必要になります。
前工程で、10枚1組の束ができました。これを手動で組み合わせ、部誌を作っていきます。
やるだけ。
目安
今年は40ページくらいの部誌を400部刷りました。
このとき、印刷機を使用したのは、のべ2.7時間程度だったと思います。
1台目だけ予約して、動かしてから30分後に並列化した方が速そうなことに気付いて2台目を借り、1台目が切れると同時に3台目を借りました。
そのあとの製本作業は、すみません最後まで参加してなかったのでどれくらいだったかはわかりません。
このときの人員は10人くらいだったと思います。
みなさんありがとうございました。